前年度(2024年度分)の点検・評価項目
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●1.授業の方針や授業計画と実際の授業の内容及び授業目標の達成度
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シラバスの通りに授業を行い、授業評価基準に沿って評価をした。実際の授業では、講義と資料読解に加え、毎回の小テストやディスカッションを通じて、学生の理解をその都度確認しながら進行した。特に、匿名アンケートを活用したフィードバック・ループにより、学生の疑問や関心に応じた内容の調整を行い、授業の質的向上を図った。また、リカバリーレポート制度を導入することで、成績評価に柔軟性を持たせつつ、学習への真摯な取り組みを促した。
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●2.(1)教育内容・方法の工夫
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学生の主体的な学びと授業改善を目的として、以下の3つの工夫を導入している。まず、毎回の授業後に匿名アンケートを実施し、寄せられた意見に対して翌週の授業内でフィードバックを行う「フィードバック・ループ型授業」により、継続的な授業改善を図っている。次に、小テストで不正解だった場合でも、真摯に取り組む学生に限りレポート提出により部分点の回復を可能とする「リカバリーレポート制度」を導入する。さらに、授業運営に関する重要な事項については学生の投票により決定する民主参加型授業を採用し、学生の主体性と責任感の育成に努めている。
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●4.学生による本学の授業評価アンケートの実施、分析、結果の活用状況
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2024年度に担当した「知的財産法」および「法情報学」における授業評価アンケートでは、自由記述欄を通じて多数の前向きなコメントが寄せられた。「知的財産法」では「説明が非常にわかりやすく、講義が面白かった」、「対応が丁寧で質問しやすかった」といった高い評価が多く、初学者にも関心を引く教材構成や現代的テーマの導入が好評であった。「法情報学」では、「論文作成に役立つ実践的な内容で勉強になった」「もっと早くこの授業を受けたかった」との声があり、授業の有用性や教育的意義が伝わったことがうかがえる。一方で、早口などの改善点も示されており、こうした意見を今後の授業改善に活かし、さらなる質の向上に努めていく。
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●5.公開授業の実施状況
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特別講義B(知的財産法Ⅱ)を公開し、参観者は1人だった。
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●7.学生からの勉学(単位僅少学生への対応など)、生活、進路・就職などの相談への対応
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学生から進路についての相談に随時応じた。弁護士、公務員等様々な進路に関するアドバイスをした。
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