前年度の点検・評価項目
|
●1.授業の方針や授業計画と実際の授業の内容及び授業目標の達成度
|
シラバスに明示した授業計画・成績評価基準に沿って授業を実施し、レポートや試験によって成績評価を行なった。
|
●2.(1)教育内容・方法の工夫
|
講義内容を印象づける目的で、抽象的な理論や複雑な判例だけでなく、(現実にはなかなか起こり得なさそうな)極端な講壇設例を一部あえて用いた。また、「刑事学」において、講義内容について主体的に考えを深める姿勢をもたせる目的で、各回シラバスの末尾に「今週の課題」を提示し(例:今回の授業を踏まえて、犯罪予防のためには、どのような施策が重要だと思いますか?)、それに答える形でミニッツペーパーを書くように指示した。そうして集まった受講者らの意見に興味深い傾向があった場合には、次回以降の授業の際に、その内容と絡める形で言及し、各回の内容の有機的な繋がりを意識させる機会とした。さらに、ゼミにおいて文献報告を行う際に、報告担当者を選任するのはもちろんのこと、別途「コメント担当者」(文献の内容を自身の立場から批評し、全体での議論に向けた議題を提案する者)も割り当てた。これにより、各回の文献の内容を理解するだけでなく、それに対して問題意識を持つための訓練の機会とした。
|
●4.学生による本学の授業評価アンケートの実施、分析、結果の活用状況
|
授業評価アンケートを実施し、その内容を分析して授業改善のために活用した。アンケート結果としては概ね好評を得たが、刑法総論において、採用教科書の立場とレジュメに示した私見が異なっており混乱するとの指摘があったため、(本来は、両者を対比して学修してほしいという趣旨であったが)授業内で補足説明した上、教科書については任意とし、レジュメのみで講義する方式に切り替えた。
|
●5.公開授業の実施状況
|
刑法総論(参観者有)
|
●7.学生からの勉学(単位僅少学生への対応など)、生活、進路・就職などの相談への対応
|
担当する単位僅少学生について全員と面談等を実施した。また、司法試験、法科大学院進学、法学研究科進学、公務員試験を目指す学生の個別相談に応じた。
|