前年度の点検・評価項目
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●1.授業の方針や授業計画と実際の授業の内容及び授業目標の達成度
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前年度の授業⽅針としては、英語学全般の内容に関して「学⽣⾃⾝が興味関⼼を持ち、⾔語学上の問いに対して主体的に考える」こととした。また、この⽅針を踏まえ、資料作りおよび資料提供を⼼掛けた。実際の授業では、ほぼシラバスに明⽰した通りに進めることができた。さらに、各授業のシラバスに記載しているように、学⽣の興味関⼼に合わせて柔軟に対応した。学⽣からの質疑応答に適宜対応しながら、計画通りに授業を⾏うことができた。毎回の授業⽬標はほぼ達成できており、授業で回収しているワークシート(コメントカード)や授業評価アンケートから、9割以上の学⽣が授業内容に満⾜している状況がうかがえる。
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●2.(1)教育内容・方法の工夫
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授業毎に「本⽇の⽬標」を必ず定め、学⽣がこれを達成できるような授業内容と進度を設定した。これによって、学⽣は毎回の授業で何を⽬標として学習すべきかを意識しながら取り組むことができる。また、授業毎にワークシート(コメントカード)を配布‧回収し、次回授業開始時にクラス全体に還元すべき質問‧コメントに関しては授業開始時の時間を使ってフィードバックを⾏った。前回授業での重要なポイントや理解が難しかった点を改めて整理し、クラス全体のさらなる理解促進をうながすことを⼼掛けた。ゼミナールなどの少⼈数授業では、個⼈の発表を基に、それに対するコメントおよびフィードバックを⾏った。
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●4.学生による本学の授業評価アンケート(独自のものでも可)の実施、分析、結果の活用状況
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2022年度は前期後期ともに実施対象科目についてはすべての科目で授業評価アンケートを実施し、アンケートの周知を徹底したため、高い回答率を得た。当該実施科目について、「授業の体系性」および「教授方法・講義内容」は、概ね4.8~4.9という高い結果を得られた。また、学生による自由記述では、例えば、履修者が多い英語の諸相VIでは「この授業を履修する前は能動的な学びに重きを置いて文法を学ぶことを軽視してしまっていたが、履修後は意識や勉強方法が変わった。そして、授業の初めの質問返しも幅広い世界を知り、知識を得ることができたためとても有意義な時間だった。」という感想を得ることができた。英文法に対する嫌悪・苦手意識を持つ学生がいる中、当該学生のように文法の重要性を意識するようになったという意見が多かった。引き続き、アンケート結果を基に今後の授業改善に努めたい。
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●7.学生からの勉学(単位僅少学生への対応など)、生活、進路・就職などの相談への対応
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ゼミ⽣に限らず、広く受講⽣の相談に対応した。ゼミ⽣は卒業研究に関して、他の受講⽣は授業内容や参考⽂献‧参考図書に関してアドバイスと助⾔を⾏った。特に、留学を希望あるいは考えている学⽣からの相談が多かったが、⾃⾝の経験や世界情勢、留学事情を踏まえ、学⽣の留学に対する考えや⽬的を丁寧にヒアリングし、本⼈も考えたことがないような留学先や留学を⾏う期間の提案などを⾏った。また、単位僅少学⽣には、必ず対⾯による⾯談を⾏い、学⽣の表情をよく観察し、何か困っている状況等があればその事情をうかがいながら、学⽣⾃⾝が問題解決に⾄れるよう⾃信がつくまで⾏うことを⼼掛けた。
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